研究課題/領域番号 |
22370006
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生態・環境
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
齊藤 隆 北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 教授 (00183814)
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研究分担者 |
岸田 治 北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 准教授 (00545626)
石橋 靖幸 独立行政法人森林総合研究所関西支所, 研究員 (80353580)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | 生物多様性 / 集団遺伝 / エゾヤチネズミ / 個体数変動 / 遺伝的浮動 / 遺伝子流動 |
研究概要 |
多くの個体群は互いに作用しながら存続しているので,個体群の持続性を理解するためには個体群間の関係(個体群の空間構造)を知る必要がある.本研究では,大変動するエゾヤチネズミ個体群で,さまざま距離間隔で,4年間,個体数の変動,遺伝子交流などを調査し,個体群の空間構造を分析した.主要結果は次の通り:(1)遺伝子交流のスケールは雌雄で違い,雌では500 m,雄では2000 m程度だった,(2)母系遺伝をするmtDNAと両性遺伝をする核DNAで個体群の空間構造が異なり,後者が前者を抱え込む構造になっていた,(3)個体数変動の効果は雌で顕著で,低密度年に遺伝的浮動の効果が遺伝子流動の効果を上回った.
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