研究概要 |
海水中には硫酸イオンとホウ酸イオンが比較的多く含まれるので,これらのイオンの排泄系は海水魚にとって不可欠である.濃度が高くなると有毒なこれら陰イオンは腎臓から排泄されると推定されていたが,それを担う輸送体は不明だった。私たちは,海水適応したメフグの腎臓で誘導のかかるクローンをRT-PCRで網羅的に調べ,それらの発現部位をInsituhybridizationによって細胞レベルで決定し,抗体染色で細胞膜のApicalに局在するかそれともBasolateral側かを明らかにし,最終的に活性を測定することにより,目的の輸送体を同定することに成功した。
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