研究課題
基盤研究(B)
本研究はイネの胚形成において器官分化を制御する二つのシグナリング経路に着目して研究を行った。一つは茎頂分裂組織の構築過程に機能する低分子RNAによるシグナリング、もう一つがMAPキナーゼを介したシグナリングである。これらのシグナリング経路自体はシロイヌナズナなど多くの植物で保存されているが、胚における器官分化への関与はイネを用いた申請者らの研究により初めて明らかにされた。そこで、本研究はこれまでの成果をさらに発展させ、分化を誘導する一連のシステムをイネにおいて明らかにした。
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