研究課題/領域番号 |
22380025
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
園芸学・造園学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
北島 宣 京都大学, 大学院・農学研究科, 教授 (70135549)
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研究分担者 |
羽生 剛 愛媛大学, 農学部, 助教 (60335304)
清水 徳朗 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, 果樹研究所, 上席研究員
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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キーワード | 果樹 / カンキツ / 単為結果 / 生理落果 / 果実離脱 / マイクロアレイ |
研究概要 |
カンキツ生理落果期の果実離脱の機構を明らかにするうえで、採取果実の寒天挿しによる離脱誘導の手法は有用であることが示された。一次生理落果では離脱誘導後に急速に離層が形成されて離脱したが、二次生理落果では離層は形成されないことが明らかになった。ポンカン、ネーブルオレンジ、イヨカンは単為結果力が弱く、ウンシュウミカン、ヒュウガナツ、'平戸文旦'は単為結果力が強いと評価できた。自然受粉果実の寒天挿しによる離脱パターンを調査することで、単為結果力の推定が可能と考えられた。二次生理落果における離脱の決定段階では糖代謝関連遺伝子が関与しており、実行段階では β-galactosidase やβ-xylosidase が強く関与していると考えられた。内生のエチレンは離脱の進行に直接関与しておらず、ウンシュウミカンの離脱機構は特異的であると考えられた。
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