接着剤の性能が集成材の耐火性能に及ぼす影響と簡易評価法の開発

2012 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 22380100
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 木質科学
• 研究機関: 独立行政法人森林総合研究所
• 研究代表者: 原田 寿郎 独立行政法人森林総合研究所, 木材改質研究領域, 室長 (50353818)
• 研究分担者: 新藤 健太 独立行政法人森林総合研究所, 複合材料研究領域, 主任研究員 (10414484) ; 宮武 敦 独立行政法人森林総合研究所, 複合材料研究領域, チーム長 (20353873) ; 上川 大輔 独立行政法人森林総合研究所, 木材改質研究領域, 主任研究員 (30409651) ; 宮本 康太 独立行政法人森林総合研究所, 複合材料研究領域, 主任研究員 (70353878) ; 秦野 恭典 独立行政法人森林総合研究所, 研究情報科, 科長 (90353812) ; 塔村 真一郎 独立行政法人森林総合研究所, 複合材料研究領域, 室長 (70353779) ; 井上 明生 独立行政法人森林総合研究所, 複合材料研究領域, 領域長 (10353591)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2012
• キーワード: 接着 / 木質材料

研究概要

集成材の耐火性能低下は、ラミナの脱落に支配され、接着剤の耐熱性 能とラミナの脱落、集成材の耐火性能の関係が解明されたことで、200℃でラミナが脱落しない 程度の圧縮せん断接着強さが残存すれば、集成材は、45 分の載荷加熱試験で求められる耐火性 能を有することを明らかにした。また、集成材の耐火性能は、実大載荷加熱試験を行わなくて も200℃での加熱圧縮せん断接着強さ試験の結果から予測できることを明らかにした。

研究成果

• [雑誌論文] 木材の接着強さの温度依存性と構造用集成材はりの耐火性能 (2013)
  • 著者名/発表者名: 原田寿郎、宮武敦、上川大輔、平松靖、 新藤健太、井上明生、宮本康太、塔村真一郎、 秦野恭典、宮林正幸
  • 雑誌名: 木材学会誌 巻: 59巻4号
  • 査読あり
• [学会発表] 載荷加熱試験時の内部温度変化から見た構造用集成材梁の準耐火性能発現機構 (2012)
  • 著者名/発表者名: 原田寿郎
  • 学会等名: 日本建築学会大会
  • 発表場所: 名古屋大学(名古屋市)
  • 年月日: 2012-09-14
• [学会発表] Fire resistance of glued laminated timber bonded with RF, API, or PVAc resin (2012)
  • 著者名/発表者名: Toshiro Harada
  • 学会等名: World Conference on Timber Engineering
  • 発表場所: Skycity Convention Center (Auckland、New Zealand)
  • 年月日: 2012-07-17
• [学会発表] 接着剤の耐熱性能が構造用集成材の耐火性能に及ぼす影響 (2012)
  • 著者名/発表者名: 原田寿郎
  • 学会等名: 日本木材学会大会
  • 発表場所: 北海道大学(札幌市)
  • 年月日: 2012-03-16
• [学会発表] 酢酸ビニル樹脂接着剤で積層接着した集成材の耐火性能 (2011)
  • 著者名/発表者名: 原田寿郎
  • 学会等名: 日本木材学会大会
  • 発表場所: 京都大学(京都市)
  • 年月日: 2011-03-18