研究課題
基盤研究(B)
猫白血病ウイルス(FeLV)の進化的動態について明らかにした。その中でERV-DCという内在性レトロウイルスと組換えを起こしたFeLV-Dを発見した。ERV-DCは家猫のゲノムに存在するレトロウイルスで、自律増殖性を持つことを発見した。ERV-DC10の保有率は約38%であった。Refrex-1と命名した抗レトロウイルス活性を示す分子を発見した。全ての家猫がRefrex-1を保有していることから、Refrex-1は宿主とウイルスの進化的軍拡競争の中で獲得された宿主抵抗遺伝子であり、この分子は生存にとって必須であることが示唆される。家猫における古代レトロウイルス学の分野についても開拓できた。
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