研究課題
基盤研究(B)
バンレイシ科アセトゲニン類は1から3個のテトラヒドロフラン環とα,β-不飽和-γ-ラクトン環が長い脂肪鎖で連結された特異な構造を持つポリケチドであり、ミトコンドリアの複合体Iを阻害することにより抗腫瘍活性を示すことが知られている。研究代表者らは、アセトゲニン類と呼吸鎖阻害系殺虫剤の構造的及び生物学的な類似性に着目し、それらのハイブリッド分子を合成したところ、チオフェン誘導体が強いヒトがん細胞増殖抑制活性を示すことを見出した。また、ラクトン環上C35位メチル基にフッ素原子を導入した誘導体も合成した結果、導入する個数によりその活性が顕著に変化することを見出した。
すべて 2013 2012 2011 2010 その他
すべて 雑誌論文 (8件) (うち査読あり 8件) 学会発表 (31件) (うち招待講演 2件) 備考 (1件) 産業財産権 (1件) (うち外国 1件)
European Journal of Medicinal Chemistry
巻: 63 ページ: 833-839
10.1016/j.ejmech.2013.03.009
Tetrahedron
巻: 69 ページ: 3841-3846
10.1016/j.tet.2013.03.051
Bioorganic & Medicinal Chemistry Letters
巻: 23 ページ: 1217-1219
10.1016/j.bmcl.2013.01.018
Organic Letters
巻: 14 ページ: 6048-6051
10.1021/ol302942m
Chemistry - A European Journal
巻: 18 ページ: 5352-5360
10.1002/chem.201103819
巻: 21 ページ: 5745-5749
10.1016/j.bmcl.2011.08.011
Organic & Biomolecular Chemistry
巻: 9 ページ: 4425-4428
10.1039/C1OB05489A
Bioorganic & Medicinal Chemistry
巻: 18 ページ: 8630-8641
10.1016/j.bmc.2010.10.004