研究課題
基盤研究(B)
妊婦のウイルス感染は胎児の脳・神経発達に影響し、統合失調症の発症リスクを高めるが、その分子機構はほとんどわかっていない。本研究では、新生仔マウスに合成二本鎖ポリヌクレオチド(polyI:C) を投与した周産期擬似ウイルス感染モデルを用いて、その神経発達障害の分子機構をインターフェロン誘導性膜タンパク質(IFITM3) の役割を中心に解析した。その結果、polyI:C処置によりアストログリア細胞の初期エンドソームにIFITM3が誘導され、神経-グリア細胞相互作用を介して神経発達を障害することが示唆された。
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