まき舌・平舌、フジ/平坦額、組み手/組み腕、耳垂付着型、一重/二重まぶたなどのヒト正常多様性形質を規定する遺伝子(群)の同定とその機序の解明を目的として研究を開始した。 平成22年度は、始めに本研究の計画・実施に関して、北海道医療大学「ヒトゲノム・遺伝子解析に関する倫理審査委員会」および札幌医科大学「倫理委員会」の審査\承認を得た。次いでインフォームドコンセントの基に本研究への参加に同意するボランティアにおいて、各多様性形質保有の有無を観察・記録した後、血液採取およびDNAの抽出・保存を行った。また、一部の形質については家計を集積した。しかし、本研究への参加を希望する学生は予想以上に少なく、現在DNA採取例は10数例であり、家系は1家族のみで計画実施の遅れがある。したがって、SNP・連鎖解析も遅れている。 次年度は研究戦略の練り直しが必須で、対象を北海道医療大学の教職員に拡大変更する必要がある。
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