研究課題/領域番号 |
22390134
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
谷川 武 愛媛大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (80227214)
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研究分担者 |
斉藤 功 愛媛大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90253781)
櫻井 進 天理医療大学, 医療学部, 教授 (50375515)
加藤 匡宏 愛媛大学, 教育学部, 准教授 (60325363)
山内 加奈子 愛媛大学, 教育学部, 研究員 (20510283)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 睡眠時無呼吸症候群 / 睡眠呼吸障害 / 糖代謝 / メタボリックシンドローム / フローセンサ検査 / パルスオキシメトリ検査 / 血圧 / 肥満 |
研究概要 |
本研究は、地域住民を対象に、糖代謝に及ぼす睡眠呼吸障害の影響について、疫学的に明らかにすることを目的とした。本研究は、地域一般住民約2,000人を対象に75g糖負荷試験(OGTT)を実施によって、空腹時、1時間値、2時間健の血糖値とインスリン値を測定するとともに、眠気や疲労の客観的指標となるPVT (Psychomotor Vigilance Task)検査を実施し、糖尿病予防に及ぼす睡眠呼吸障害の管理の意義についてのエビデンスを構築する。さらに、睡眠だけでなく他の生活習慣とインスリン抵抗性との関連も分析し、将来的に睡眠と他のどのような生活習慣の相互作用がインスリン抵抗性・糖尿病予防に寄与するかに関しても併せて検討した。当該年度は、睡眠呼吸障害の重症度が高いほど、自律神経機能、特に副交感神経活動が抑制されている可能性がみられ、また主観的な睡眠の質が悪いと、起床時最高血圧変動が大きいことが明らかになった。また、平成23年度に本研究の対象者となった者の内、睡眠呼吸障害が疑われる者は、その後専門医療機関へ紹介し治療経過についてもフォローしている。その他の生活習慣では、野菜やβカロテン摂取量が多いほどとインスリン抵抗性が軽度であること、ガム法で採取した唾液量が多いほど肥満度が低いことがわかった。今後、追跡調査を実施することにより、睡眠を中心としたこれらの生活習慣と、インスリン抵抗性の増悪や糖尿病発症との因果関係の有無について、さらに検討していく予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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