研究課題/領域番号 |
22390152
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
稲垣 豊 東海大学, 医学部, 教授 (80193548)
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研究分担者 |
浅原 孝之 東海大学, 医学部, 教授 (20246200)
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連携研究者 |
穂積 勝人 東海大学, 医学部, 准教授 (30246079)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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キーワード | 肝線維化 / 再生 / 幹前駆細胞 / Notch/Jagged-1シグナル |
研究概要 |
肝臓は本来、再生能力に長けた臓器であるが、線維化が進行すると再生が阻害され、充分な回復ができなくなる。この時に駆り出されるのが、肝細胞の源となる「幹細胞」である。我々は、肝線維化の進行と、この幹細胞の動員との関連を握る重要な因子として、幹細胞表面のNotch受容体に結合するJagged-1分子に着目した。Jagged-1遺伝子を人為的に欠損させたマウスを用いて、Jagged-1の欠損が正常な肝臓の発達や傷害肝の再生を妨げること、肝臓に線維化を引き起こすことを明らかにした。Notch/Jagged-1のはたらきを調節することで、肝臓の線維化を抑えて再生を促進する、新たな治療法の開発が期待される。
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