研究課題
QPS効果の人での基礎的研究1脳由来神経栄養因子の遺伝子多型の影響従来の神経可塑性誘導方法の結果は,脳由来神経栄養因子の遺伝子多型に影響され、あるタイプの遺伝子多型では可塑性の誘導がされにくいと言う報告があった。今回QPSに関して、その可塑性誘導のされ方がこの遺伝子多型に影響されるかを検討した。どの遺伝子多型でも同様に可塑性が誘導され、QPSを治療の応用する際に遺伝子多形の影響を考える必要がなく、応用に期待が持てると判明した。(Nakamura et al. 2010)2QPSの安全性に関する研究正常被検者を対象に,QPSの前後で脳波、血清プロラクチン、酸素飽和度などを検討した。どの指標にも影響する事はなく、正常人に対してはQPSが特に重篤な副作用を示す事はないと証明した(Enomoto et al. in press)3heterotopjcな可塑性の誘導運動野のQPSが感覚野に可塑性を誘導できる事を証明した。現在論文を執筆中である。QPSの薬理研究神経の可塑性誘導に脳由来栄養因子が関与していることが基礎的研究で解っている。この因子をQPSが誘導しているかを検討するために、髄液での脳由来栄養因子の測定を試みているが、十分の感度を得られる方法がまだ確立されておらず、現在研究中である。神経疾患での検討様々な神経疾患における可塑性に変化、薬剤による可塑性の変化、それを利用した治療の可能性に関する研究を行っている。パーキンソン病、てんかん、ミオクローヌス、脳血管障害などでの結果を得ている。その中で、運動野にあるリズムを検出する方法を報告し、リズムの異常がミオクローヌスてんかんにある事を示した(Hanajima et al. in press)
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Neurosci Letts
巻: 487 ページ: 264-267