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2012 年度 実績報告書

栄養蓄積因子GIPと代謝疾患に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22390183
研究機関秋田大学

研究代表者

山田 祐一郎  秋田大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (60283610)

研究分担者 月山 克史  秋田大学, 医学部, 准教授 (10359797)
藤田 浩樹  秋田大学, 医学部, 講師 (30333933)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード糖尿病 / 栄養学 / 生理活性 / インクレチン
研究概要

消化管から分泌されるGIP (gastric inhibitory polypeptide))は、食事量に応じたインスリンの追加分泌を促進する因子である。しかしながら、インスリン分泌促進作用以外にも多彩な生理作用・薬理作用を有しているが、その詳細はほとんどわかっていない。平成22年度から始まった本研究では、GIP受容体の生体内での発現様式の検索をRT-PCR法やin situ法で開始し、膵臓以外に多くの組織で発現していることを示した。さらに、これら膵外組織における役割を解明する目的に、受容体遺伝子欠損マウスの作製ならびに解析を進めている。具体的には、Akitaマウス(インスリン遺伝子の異常により膵β細胞の小胞体ストレスが生じ、膵β細胞数が減少する糖尿病モデル動物)との交配、ob/obマウス(レプチン遺伝子の異常により過食を呈する肥満・糖尿病モデル動物)との交配、あるいは高脂肪食など食餌を変更し、これらのGIPシグナルの欠如に伴いどのように生体機能が変化するかを身体計測・種々負荷試験に伴う血液尿検査などにより解析するとともに、それらのマウスから得られた細胞(脂肪細胞、SVF、マクロファージ、骨芽細胞など)を培養して、GIPが細胞機能に及ぼす効果を検討している。
このような研究のなかで得られた成果として、GIP受容体は肥大化した脂肪組織では脂肪細胞のみならず、SVFにも発現していること、これら細胞の連関が肥満・インスリン抵抗性の出現に重要であることを示し、GIPの栄養蓄積因子として役割を明確にしている。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2013 2012

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (4件) (うち招待講演 2件)

  • [雑誌論文] Determining the Levels of Gastric Inhibitory Polypeptides GIP1-42 and GIP3-42 in Human Plasma Using LC-MS/MS/MS.2013

    • 著者名/発表者名
      Miyachi A
    • 雑誌名

      J Proteome Res

      巻: in press ページ: in press

    • 査読あり
  • [雑誌論文] SOD1, but not SOD3, deficiency accelerates diabetic renal injury in C57BL/6-Ins2Akita diabetic mice.2012

    • 著者名/発表者名
      Fujita H
    • 雑誌名

      Metabolism

      巻: 61 ページ: 213-220

    • DOI

      10.1016/j.metabol.2012.05.005.

    • 査読あり
  • [学会発表] インクレチンの糖代謝2013

    • 著者名/発表者名
      山田祐一郎
    • 学会等名
      第86回日本内分泌学会学術集会
    • 発表場所
      仙台市
    • 年月日
      20130425-20130427
    • 招待講演
  • [学会発表] Extrapancreatic effects of GIP and GLP-12013

    • 著者名/発表者名
      Yamada Y
    • 学会等名
      Beta cell workshop 2013 Kyoto
    • 発表場所
      京都市
    • 年月日
      20130423-20130426
    • 招待講演
  • [学会発表] Mass spectrometry-based simultaneous quantification of gastric inhibitory polypeptides GIP1-42 and GIP3-42 in human plasma2012

    • 著者名/発表者名
      Yamada Y
    • 学会等名
      9th IDF-WPR congress
    • 発表場所
      京都市
    • 年月日
      20121125-20121127
  • [学会発表] GIPシグナルの末梢神経機能における役割の検討2012

    • 著者名/発表者名
      大川哲司
    • 学会等名
      第27回日本糖尿病合併症学会
    • 発表場所
      福岡市
    • 年月日
      20121102-20121103

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公開日: 2014-07-24  

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