研究課題
悪性褐色細胞腫(悪性傍神経節腫を含む)に対しては、13症例、14回のMIBG治療を施行した。男性5例、女性8例、治療時の平均年齢は45.8±14.9歳(16-70歳、中央値44.5歳)、投与量は13例が7.4GBq、1例が16.7GBqであった。治療3ヶ月後における効果判定では、CR 0例、PR 6例(1例は2回施行していずれもPR)で奏功割合50.0%、SDが3例(21.4%)、non-CR/non-PD 1例(7.1%)、PD 1例(7.1%)であった(2例は治療後3ヶ月未満のため効果判定未施行)。PD 1例は治療施行5ヶ月後に原疾患にて死亡した。13症例の現在の状態は有病生存(alive with disease: AWD)12例、病死(dead of disease: DOD)1例である。神経芽腫に対しては、10例のMIBG治療を施行した。男児7例、女児3例、治療時の平均年齢は8.2±5.8歳(1-20歳、中央値6.5歳)、投与量は12.7±3.9GBq(5.9-16.7GBq、中央値12.0GBq)、体重換算で586.2±155.3MBq/kg(236.8-710.4MBq/kg、中央値656.8MBq/kg)であった。治療に伴うADRは以下のとおりであった。なお、血液毒性についてはgrade 4が7例見られたが、いずれもMIBG治療後の救済的造血幹細胞移植が前提の「予期された」ADRであった。治療3ヶ月後における効果判定では、CR 4例、PR 2例で奏功割合60%、SD 1例、PD 2例であった(1例は治療後3ヶ月未満のため効果判定未施行)。CR 1例は治療施行9ヶ月にて再発、SD 1例は治療施行4ヶ月後に原疾患にて死亡した。10症例の現在の状態は有病生存(AWD)6例、無病生存(no evidence of disease: NED)3例、病死(DOD)1例である。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Annals of Nuclear Medicine
巻: 29 ページ: 未定
10.1007/s12149-015-0960-z
Scientific World Journal
巻: 2015 ページ: 189135
10.1155/2015/189135
Endocrine Journal
巻: 61 ページ: 1171,1180
10.1507/endocrj.EJ14-0211