研究課題
基盤研究(B)
胸部外科領域、特に胸腔内領域内における癒着防止膜に関する基礎的研究を行った。ゼラチンまたはヒアルロン酸を用いた生体内吸収性膜を作成し、一定量のグリセリンを含有させた。作成した膜では In vivo と in vitro の実験結果より良好な抗癒着効果が明らかとなった。癒着阻止の機序は次の通りであった。膜に含まれるグリセリンが大量の水を集め、そして創傷部で産生される過剰の細胞成長因子を拡散させていた。
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