研究課題/領域番号 |
22390282
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
山田 和雄 名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90150341)
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研究分担者 |
梅村 淳 名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 研究員 (00244567)
相原 徳孝 名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (00264739)
谷川 元紀 名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (20343402)
片野 広之 名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (30295612)
間瀬 光人 名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (60238920)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 頸動脈粥種 / 内膜剥離術(CEA) / ステント装着術(CAS) / 3次元CT血管撮影(CTA) / VEGF / HIF1α / 血管平滑筋細胞 / マクロファージ |
研究概要 |
本研究では頚動脈狭窄症の積極的治療法として、内膜剥離術(CEA)が良いかステント装着術(STENT)が良いかを、病変の石灰化度、粥腫の量、偏在などを元に科学的に決定することを研究の目的とした。このためCEAで得られた組織の性状や新生血管の程度と術前のMRIやCTAの画像を対比検討した。その結果、VEGFやHIF-1αなど新生血管の程度を示す組織マーカーの多いことと、症候性病変であることが有意な相関を示した。またMRIでみた粥腫の量と症候性病変であることの間にも相関傾向がえられた。一方、CTAの元画像を解析することで、組織の石灰化の程度を示すアガツトンスコアが計算でき、石灰化の程度を定量化することも可能となった。この結果、組織の石灰化はむしろ無症候性が多く見られ、冠状動脈とは異なり、石灰化はむしろ安定化因子であることが明らかになった。またCTAの元画像から組織の外膜と内膜を分析することが可能で、この結果から頚動脈のリモデリング度と症候性か無症候性か、また石灰化の程度を対比検討することが可能になった。その結果、症候性病変では正のリモデリングを示し石灰化を認めず、無症候性病変には負のリモデリングを示し、石灰化を認めるものが多く見られた。この結果は冠状動脈とは逆の結果であり、頚動脈と冠状動脈の差について今後研究する必要がある。研究者らは無症候性頸動脈狭窄症の全国調査(CASTER研究)を行っているが、これまでに850例の登録が得られた。これらは内科的治療63%、外科治療23%(CEAとSTENTが半分づつ)、無治療経過観察群12%に分かれた。超音波検査との関連では内科的治療群や経過観察群に等輝度~高輝度群が多く見られ、外科治療群に低輝度や混合輝度病変が多く見られた。現在、中間解析の段階であるが、内科的治療群の脳卒中発症率が2.4+%/年であった。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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