研究課題
研究実施計画に記載したTrkAとTrkBの両方の活性化ループのアミノ酸配列に相同なペプチド(GDFGMSRDとTMLPIR)と、細胞膜透過性ペプチド(YGRKKRRGRRR)を含む新規ペプチドの作成を行った。これまでの研究では、これら2つのペプチドをリンカーのε-アミノカプロン酸で直列で結合させてきたが、本年度はシステイン(C)を2つ用いた分子間SS架橋体で結合させた以下のペプチドを作成した。1. CGDFGMSRD / CYGRKKRRGRRR (分子間SS架橋体)2. CTMLPIR / CYGRKKRRGRRR (分子間SS架橋体)本ペプチドによるin vitroにおけるTrkA活性抑制作用を検討中である。
3: やや遅れている
研究機関を異動したため、すべての実験機器の搬送と設置、および研究体制の再構築が必要であったため。
今回作成した両ペプチドのin vitroおよび細胞培養実験を継続し、これまで作成したペプチドよりもバイオアベイラビリティーの高い薬剤であるか検討する予定である。
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