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2010 年度 実績報告書

機能的スクリーニング法を用いた子宮体癌関連マイクロRNAの探索と核酸医薬への応用

研究課題

研究課題/領域番号 22390313
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

青木 大輔  慶應義塾大学, 医学部, 教授 (30167788)

研究分担者 阪埜 浩司  慶應義塾大学, 医学部, 講師 (70265875)
平沢 晃  慶應義塾大学, 医学部, 助教 (90296658)
キーワードmicroRNA / 子宮体癌 / がん抑制遺伝子 / エピゲノム異常 / DNAメチル化
研究概要

microRNA (miRNA)は約22塩基のnon-cording RNAで、標的mRNAの3' UTRに結合し、蛋白質への翻訳を抑制的に制御する機能性低分子RNAである。これまでに多くの癌抑制遺伝子型miRNAが同定されたが、古典的な癌抑制遺伝子と同様に、5'側近傍のCpG islandにおけるDNA過剰メチル化により発現抑制される癌抑制遺伝子型miRNAも報告されている。本研究では東京医科歯科大学稲澤譲治博士らとの共同研究によって、子宮体癌細胞株において腫瘍特異的DNA過剰メチル化により発現抑制される新規癌抑制遺伝子型miRNAの単離・同定を目的に、327種類のmiRNA配列を搭載したmiRNAライブラリーを用いて細胞増殖抑制効果を指標とする機能的スクリーニングを試みた。今年度は、同スクリーニングから候補miRNAを選出し、さらに子宮体癌細胞株ならびに臨床検体を用いたDNAメチル化解析と発現解析を組み合わせた絞り込みによって、子宮体癌でDNA過剰メチル化により発現抑制を受ける1種類の新規癌抑制遺伝子型miRNAを同定することができた。次年度に向け、同定した新規癌抑制遺伝子型miRNAの標的分子の探索も進める予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 子宮体癌細胞株の機能的スクリーニングを用いたエピゲノム異常により発現抑制される癌抑制遺伝子型microRNAの同定2010

    • 著者名/発表者名
      鶴田智彦、小崎健一、平沢晃、阪埜浩司、進伸幸、井本逸勢、青木大輔、稲澤譲治
    • 学会等名
      第69回日本癌学会学術総会
    • 発表場所
      大阪
    • 年月日
      20100922-20100924

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公開日: 2012-07-19  

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