研究課題
基盤研究(B)
本研究計画では、内耳難聴疾患のキーとなる内耳有毛細胞に焦点を当て、多分化能を有する胚性幹細胞(ES 細胞)より有毛細胞を調製し、それらを用いた細胞移植治療を目的とした。ES細胞から内耳有毛細胞への効率的な分化誘導をスクリーニングし、 あるストローマ細胞の培養上清を用いると効率よく分化誘導が可能であることを発見した。 これをHIST2法と命名した。HIST2 法によって得られた有毛細胞様細胞は、トリ胚あるいは難聴マウス内耳への移植により生着を認め、移植細胞のソースとなり得ることが示唆された。
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