研究課題
基盤研究(B)
・遺伝子治療関連1)Cre/loxPシステムと虹彩・網膜固有遺伝子のプロモータで組織特異的に遺伝子を発現させるシステムを開発した。2)ムコ多糖モデルマウスで、上記システムを用いて欠損酵素を補充し、角膜混濁の治療に成功した。・細胞治療関連1)ムコ多糖症モデルマウスの角膜に正常のマウス骨髄間葉細胞を移植して、欠損酵素の補充を行い、角膜混濁の治療を行った。・再生医療関連1)形態形成遺伝子の疾患への関わりと機能の研究Pax6の転写調節能を解析し、そのisoformが黄斑などの網膜の高次構造、水晶体の再生(後発白内障)に関与していることを明らかにした。2)ヒト小児患者由来の細胞を用いた角膜および網膜神経細胞への分化誘導系小児ヒト材料を用い、従来は分裂しないと考えられていた角膜内皮細胞の株化・シート化に成功した。また、虹彩、網膜から多分化能をもつ幹細胞を分離し、形態形成遺伝子の導入によって、視細胞特有なロドプシンおよび各種オプシン産生細胞を作成した。この細胞は、パッチクランプによって光応答があることが証明された。
すべて 2010
すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 7件) 学会発表 (11件)
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