研究課題
基盤研究(B)
従来,損傷された脊髄組織は再生せず,その機能回復は不可能とされてきた。従って,脊髄損傷患者の予後は悲惨であり,生涯を対麻痺のために車椅子で,あるいは四肢麻痺のためにベッド上での生活を強いられる。よって、脊髄損傷の治療法の開発は急務である。われわれは骨髄単核球を用いてラット脊髄損傷の治療を行い有効性を証明した。同様の方法で脊髄損傷イヌの治療を行った。対照群では12頭中2頭が歩行可能となりその2頭では深部知覚は認めれらなかった。細胞移植群では11頭中6頭が歩行可能となりその6頭中1頭で深部知覚が認められた。有効性を確認した。骨髄単核球を用いたヒト臨床試験を行って安全性を評価した。10例実施し、本試験に関連する有害事象はなかった。今後、有効性評価を行う予定である。
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