研究課題
基盤研究(B)
本研究では、ヒト歯髄幹細胞を用いて細胞のステムネス性維持における低酸素の有用性とiPS細胞誘導効率の関係解明および安全なiPS細胞の樹立方法を検討した。この成果として①低酸素培養(3%O2)により、増殖性の向上、初代培養効率の向上が観察され、低酸素培養によりstro-1陽性の細胞の維持と分化能が観察された。さらに、低酸素条件にてiPS細胞誘導効率の向上が示された。②エピソーマル・プラスミドを遺伝子導入ベクターとして用い、細胞のゲノムに外来遺伝子挿入のないヒトiPS細胞を効率よく樹立できることを見出した。③DLX4が細胞初期化に重要な役割を担い発現増強により誘導効率が向上した。
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すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (12件) (うち招待講演 2件)
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