研究成果の概要 |
日本老年学的評価プロジェクト(JAGESプロジェクト)の2006年度調査と2010年度調査のパネルデータを用いた前向きコホート研究を実施した。社会参加と口腔の健康への影響の解析を行い、年齢が高い人や全身の健康状態や生活習慣(歯磨き)や社会経済状態が悪い人で, 歯の本数が少ない人が多いため, これらの違いや性別を考慮したが、社会参加していない人に比べて社会参加している人は歯の本数が1.3 倍多いことがわかった。 また、高齢者の残存歯と手段的日常動作IADLの関連の前向き研究を行い、歯が20本以上ある者と比較し悪い口腔状態は、IADLスコア低下と関連していることが示された。
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