研究課題/領域番号 |
22390416
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研究機関 | 日本赤十字看護大学 |
研究代表者 |
佐々木 幾美 日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (90257270)
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研究分担者 |
本田 多美枝 日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 教授 (40352348)
朝倉 京子 東北大学, 医学系研究科, 教授 (00360016)
福田 美和子 東邦大学, 看護学部, 准教授 (80318873)
松山 友子 東京医療保健大学, 東が丘看護学部, 教授 (30469978)
西田 朋子 日本赤十字看護大学, 看護学部, 講師 (20386791)
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キーワード | リフレクション / 看護継続教育 / プログラム構築 |
研究概要 |
本研究は、看護者のリフレクション能力を開発するためのプログラムを構築することを目的とし、本年度は以下3点に取り組んだ。 1.文献検討 国内外の文献を収集し、反省的実践の定義、リフレクションの促進に影響する要因などについて、研究者間で検討を行った。また、リフレクションを教育実践に活用しているワークショップに参加し、実践的観点での情報収集を行った。 2.看護師を対象とした継続的インタビュー調査 反省的対話の特徴や対話を促進・阻害する要因などについて明らかにするとともに、継続的なインタビューが看護師のリフレクションの深化や実践にどのように影響しているかを見出すことを目的として、昨年度に引き続き、インタビュー調査を実施した。調査は日本赤十字看護大学研究倫理審査委員会の承認を得て実施した。平成23年10月から、研究に同意した一般病棟に勤務する5年目以上の看護師4名を対象に、気がかりとなった状況を手がかりとして、1回/月、3~5ヶ月の継続したインタビューを継続している。インタビュー内容は逐語録にし、M-GTA法によりリフレクションにかかわるような思考の特徴、リフレクションのプロセスの特徴について分析を行っている。 3.研究成果の中間報告 平成22年度に実施した看護師4名への継続的インタビューの分析結果を、リフレクションに関わる思考のプロセスの特徴としてまとめ、第31回日本看護科学学会学術集会にて発表した。今後は、現在の調査結果ともあわせて分析を重ね、さらにファシリテーターの役割についても抽出し、プログラムの構築の基礎的資料を明示する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究の目的である反省的対話を中心としたプログラムの構築に向けて、文献検討、継続的インタビューによる反省的対話を通したリフレクションの進展状況の記述、その成果の中間報告を行っており、おおむね順調に進展しているものと評価できる。
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今後の研究の推進方策 |
平成24年度は、全事例のインタビューデータについてMGTA法により、「状況や周囲の人々との反省的対話によるリフレクションの進展」「状況や周囲の人々との反省的対話による看護実践状況の変化」という観点から分析を行い、得られた知見を論文としてまとめる予定である。また、インタビューの影響やファシリテーターの役割という点から分析することにより、プログラム構築の基礎的資料として、学会にて発表する予定である。
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