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2010 年度 実績報告書

重症障害新生児の治療選択における医学的・倫理的・法的問題の解決システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 22390418
研究機関岡山県立大学

研究代表者

山口 三重子  岡山県立大学, 保健福祉学部, 教授 (90279018)

研究分担者 斎藤 信也  岡山大学, 保健学研究科, 教授 (10335599)
清水 ミシェル  甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 教授 (60280195)
横野 恵  早稲田大学, 社会科学総合学術院, 講師 (80339663)
竹倉 晶子  日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 助教 (20461337)
キーワード看護倫理学 / 重症障害 / 新生児 / 治療選択 / 解決システム
研究概要

1) 総合周産期母子医療センターの責任者に対する半構成的面接結果(医師5名、看護師3名)を逐語記録としてデータ化し、「重症障害新生児」の治療決定過程で生じる医学的・倫理的・法的問題に関する類型化を試み、1事例が分析の途中である。
2) 新生児医療における倫理的諸問題及び解決システムに関する海外調査では、コロンビア大学、ジョージタウン大学の各々の附属病院で開催された小児倫理委員会に出席し、2事例について、倫理問題の抽出、解決のための論点整理等、解決に至るまでの一連のプロセスのディスカッションを実際に体験した。また、各々の小児病院のNICUに勤務する医師、看護師、ソーシャルワーカー、作業療法士、チャイルド・ライフ・スペシャリスト等、合計13名に対して、「重症な新生児に対する治療決定の方法((1)症例(2)重症度と治療選択の関係(3)誰に最終決定がまかされているのか(4)治療制限はあるのか(5)治療指針としての最善の利益基準、倫理的葛藤が生じた時の解決ルール・システム、施設内倫理委員会の役割)等、関係分野に関して、半構成的面接を行った。
3) 今年度は米国を中心とした判例や公的ルールの分析を行い、わが国の指針の参考とすべきルールを見出す予定であったが、ジョージタウン大学の生命倫理センターでの資料収集に留まっている。
4) 医療倫理ナショナルセンター(米国、退役軍人健康庁)が作成した"Ethics Consultation-Responding to Ethics in Health Care & DVD"の翻訳をもとに、日本版医療倫理コンサルテーションガイドとして字幕スーパーを付けたDVDを作成した。
今年度は、「重症障害新生児」の治療環境に関する情報収集が主となったが、次年度の調査に向けて某礎的資料を作成した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 図書 (1件)

  • [図書] ケア技術のエビデンスII.重症障害新生児の治療選択におけるエビデンスp425-4422010

    • 著者名/発表者名
      山口三重子(分担執筆)
    • 総ページ数
      480
    • 出版者
      へるす出版

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公開日: 2012-07-19  

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