研究課題/領域番号 |
22390422
|
研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
中尾 富士子 熊本大学, 大学院生命科学研究部(保), 准教授 (40363113)
|
研究分担者 |
鈴木 志津枝 神戸市看護大学, 看護学部, 教授 (00149709)
加来 恒壽 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (60185717)
|
研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
|
キーワード | 続発性リンパ浮腫 / 看護技術 / 看護師教育 / リンパドレナージ |
研究概要 |
本研究の最終目標は、癌治療後の続発性リンパ浮腫の発症予防と悪化防止に関する知識と技術について臨床の看護師へ教育を行い、まずは対象となった看護師自身が、癌治療に伴うリンパ浮腫の発症予防と悪化防止の方法について患者教育を行うことができるようになることであり、その後、対象となった看護師が所属する部署で教育体制を構築し、同僚看護師へ教育を行うことで、癌治療を受ける患者への予防教育を通して看護の質を向上させることを目的としていた。 研究者は、看護師教育計画(4日間コース)を立案し、コースを用いて対象となる看護師へ癌治療に伴う続発性リンパ浮腫に関する基本的知識と事例紹介を基盤とした臨床応用項目を含め教育的介入を行った。そして、看護師の達成度を評価したり、看護師から理解しやすさの有無などの意見を得てコースを見直し、修正した。結果、本コースの臨床導入への妥当性は得られたと判断した。 第2段階は、前段階の対象となった看護師とともに、同僚看護師への教育体制構築を目指し、勉強会を開催した。病棟ごとの特徴や背景から、統一した教育体制は確立できなかったが、勉強会で必要とされる内容としては、①癌治療と続発性リンパ浮腫の関連性などの基本的知識②患者の生活へ導入可能な教育方法と内容③セルフリンパドレナージの演習、など3項目が明らかとなった。 この2段階を経て、患者からの評価としては、癌治療とリンパ浮腫に関する適切で具体的な情報を得られるようになったとか、看護師が知識と技術を得ることで誰に聞いても答えてくれるようになったなどの評価を得るようになった。看護師からは、自信をもって看護提供ができるようになったという評価を得ることができた。
|
現在までの達成度 (区分) |
理由
25年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
|