研究課題/領域番号 |
22390424
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研究機関 | 茨城県立医療大学 |
研究代表者 |
加納 尚美 茨城県立医療大学, 保健医療学部・看護学科, 教授 (40202858)
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研究分担者 |
米山 奈奈子 秋田大学, 医学部・保健学科, 教授 (20276877)
三隅 順子 茨城県立医療大学, 医学系研究科, 講師 (80282755)
高瀬 泉 茨城県立医療大学, 医学系研究科, 講師 (30351406)
家吉 望み 茨城県立医療大学, 看護学部, 助手 (00582248)
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キーワード | 性暴力被害 / 性暴力被者支援看護師(SANE) / 性暴力対応チーム(SART) / 実践モデル / 多職種連携 / ワンストップセンター |
研究概要 |
性暴力被害に取り組む東京都内の病院の協力を得て、SARTモデルを想定した会を立ち上げ、SANE看護師のための活動マニュアルを構築していく準備を行った。具体的には以下である。 1.SARTに関する情報収集と役割遂行の実際に関する情報収集および現場視察を行った。 (1)アメリカ合衆国オレゴン州マルトナマ郡ゲートエウイセンター等:性暴力被害対応チームとして、ワンストップセンターを運営している施設にて、SANEの働きと多職種連携の実際について視察した。 (2)スイス連邦ジュネーブ市にある世界保健機構および世界人口基金研究者に会い、国際的な取組としてプロジェクトモデルの作成および地域への普及について情報を収集した。 (3)アメリカ合衆国ミシガン州ユーティカ市の非営利民間団体ターニング・ポイントおよびテキサス州ヒューストン市ハーマン記念病院における、暴力被害者支援看護プログラムの実際と関連機関との連携について視察した。 2.実践モデル地域における情報の収集およびヒアリング 協力病院の地域および東京都を中心に、SANE、SARTの具体的な活動および役割範囲について情報収集を行い、関係者からヒアリングを行なった。 3.資料作成および国内状況の把握 文献をもとに、SANE、SART活動プログラム内容の検討および翻訳を行った。 4.性被害支援看護職養成研修内容の評価・検討 SANE研修参加者(190名)に協力を依頼し、現場地域での実践内容、評価および支援を行う際に生じた新たな問題、疑問、課題を明らかにするためのアンケート用紙の検討を行った。 5.SANE活動マニュアルの試案作成 1-4を基に、医療施設でのSANE活動マニュアルの試案を作成する。 6.成果報告会および意見交換会を行う。 〔研究協力者〕 まつしま病院 佐々木静子、小竹久美子: 実践モデル地域における情報の収集およびヒアリング 五の橋産婦人科 三田村博子:実践モデル地域における情報の収集およびヒアリング 杏林大学付属病院 山本潤:実践モデル地域における情報の収集およびヒアリング
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