研究課題/領域番号 |
22390426
|
研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
高見沢 恵美子 大阪府立大学, 看護学部, 教授 (00286907)
|
研究分担者 |
石田 宜子 大阪府立大学, 看護学部, 准教授 (70290369)
井上 奈々 大阪府立大学, 看護学部, 助教 (80611417)
松本 智晴 大阪府立大学, 看護学部, 助教 (80540781)
石澤 美保子 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (10458078)
稲垣 美紀 梅花女子大学, 看護学部, 講師 (60326288)
|
キーワード | 看護学 / 急性心筋梗塞 / 周手術期 / 医療情報 / 看護介入 |
研究概要 |
1.急性心筋梗塞患者の周手術期医療に携わる看護師が必要と考える医療情報と情報提供への看護介入の面接調査 対象は、研究協力者の勤務する循環器専門病院(東宝塚さとう病院)の外来診療部門および病棟で、冠動脈バイパス術(CABG)・経皮的冠状動脈形成術(PTCA)を受けた患者及びその家族に関わる看護師で研究参加の承諾が得られた者、20名を対象に半構成質問紙を使用した面接調査を行った。調査内容は、急性心筋梗塞患者が必要とする医療情報、急性心筋梗塞患者が必要とする情報提供への看護介入、及び年齢・経験年数・周手術期無看護の経験年数などの個人的背景についてである。 面接調査で得られたデータから、急性心筋梗塞患者が必要とする医療情報、急性心筋梗塞患者が必要とする情報提供への看護介入について表現していると考えられる部分を抽出し、コード化し分類し、内容分析を行った。看護師はCABGでは安静度や創痛に関する情報を主に提供し、患者の回復にあわせてその都度情報を提供する様援助していた。PTCAでは薬の情報を主に提供し、安静度を守れるよう援助していた。 2.急性心筋梗塞患者が必要とする周手術期医療情報と情報提供への看護介入の面接調査 冠状動脈バイパス術(CABG)患者が少なく、りんくう総合医療センターだけでは15名のデータが得られなかったため、5病院に面接調査を依頼したが看護体制・患者数等の問題があり、まだ調査の承諾が得られる病院がみつかっていない。現在、研究に協力してもらえる病院を検討中である。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
調査協力施設で面接調査に協力の得られる冠動脈バイパス術を受けた対象者が予定していたより少なく、他施設の調査も検討したが患者に直接面接するため協力が得られなかった。面接調査結果が分析できないと患者対象の質問紙調査に移れないため、23年度計画を変更し看護師対象の面接調査を行った。
|
今後の研究の推進方策 |
急性心筋梗塞患者の周手術期医療に携わる看護師が必要と考える医療情報と情報提供への看護介入について、面接調査結果に基づき質問紙を作成し平成25年度に実施する予定であった看護師対象の質問紙調査を平成24年度に実施する。 冠状動脈バイパス術(CABG)患者を対象にする面接調査の協力を得られる病院を引き続き検討する。データ収集の協力の得られる病院が見つかり次第看護師の質問紙調査と並行して患者の面接調査を実施する。
|