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2012 年度 実績報告書

急性心筋梗塞患者が必要とする周手術期医療情報と情報提供への看護介入

研究課題

研究課題/領域番号 22390426
研究機関大阪府立大学

研究代表者

高見沢 恵美子  大阪府立大学, 看護学部, 教授 (00286907)

研究分担者 石澤 美保子  奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (10458078)
古谷 緑  大阪府立大学, 看護学部, 助教 (40582341)
稲垣 美紀  梅花女子大学, 看護学部, 准教授 (60326288)
石田 宜子  大阪府立大学, 看護学部, 准教授 (70290369)
松本 智晴  大阪府立大学, 看護学部, 助教 (80540781)
井上 奈々  大阪府立大学, 看護学部, 助教 (80611417)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2014-03-31
キーワード急性心筋梗塞 / 周手術期 / 医療情報 / 看護介入
研究概要

1.急性心筋梗塞患者の周手術期医療に携わる看護師が必要と考える医療情報と情報提供への看護介入の面接調査結果の分析と質問紙の作成
面接調査結果を逐語録におこし、看護師が提供が必要だと考える医療情報の内容、必要な看護介入内容、情報提供方法および情報提供時の課題を表現している部分を抽出し内容分析を行った。対象者は、女性18名、男性2名計20名で、年齢は28歳~41歳平均年齢33.40歳(SD=3.81)であった。看護師経験年数10.25年(SD=3.14)、そのうち周手術期看護経験年数は7.20年(SD=3.11)であった。必要な情報提供内容のカテゴリーは、狭心症または心筋梗塞の病気、心筋梗塞の病態生理、心筋梗塞の症状、狭心症または心筋梗塞への対処、リスクファクターとリスク軽減方法、心筋梗塞の治療、合併症への対処、ステント留置後の生活、CABG後の生活、リハビリ、退院後の生活、食生活等であった。看護介入内容は、説明の時期を調整する、患者の状態にあった説明をする、患者の理解度に合わせて説明をする、医師の説明後に補助的な説明を加える、自身をもてるようにかかわる、患者の疑問を引き出す、家族も一緒に指導する等であった。必要な情報提供方法は、パンフレットを用いる、イラストを加え説明する、モデルを用い説明する、映像を用い説明する、栄養士に説明してもらう等であった。情報提供時の課題は、他職種と協働する、患者のペースにあわせた説明方法、患者の個別性にあつた情報を提供する、患者の理解度を確認する等であった。これらのカテゴリーおよびサブカテゴリーの結果に基づき、質問紙を作成した。
2.急性心筋梗塞患者が必要とする周手術期医療情報と看護内容および課題の質問紙調査
調査協力者の勤務する病院で、質問紙を200部配布し調査協力依頼を行った。しかし現在までデータは21名しか回収できず、分析できない状況である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

1.急性心筋梗塞患者の周手術期医療に携わる看護師が必要と考える医療情報と情報提供への看護介入の面接調査結果の分析と質問紙の作成については、質問紙が完成し順調に進行している。
2.急性心筋梗塞患者が必要とする周手術期医療情報と看護内容および課題の質問紙調査については、患者の負担感に配慮し配布した質問紙の返送期限を2週間程度で書き終わったらと説明したためか返送が遅く、回収率も低く、まだ統計的分析を行えない状況にある。

今後の研究の推進方策

1.急性心筋梗塞患者の周手術期医療に携わる看護師が必要と考える医療情報と情報提供への看護介入の面接調査結果の分析と質問紙の作成は、順調に質問紙が完成したため、5月初旬に大阪府立大学看護学倫理委員会に申請し研究倫理審査を受けるため、現在申請書類の準備をしている。倫理審査の承認を受けた後、6月から済生会熊本病院等調査協力者の勤務する病院に依頼し、質問紙調査を実施する予定である。
2.急性心筋梗塞患者が必要とする周手術期医療情報と看護内容および課題の質問紙調査については、調査協力者を増やし、さらに4つの病院に質問紙調査の協力依頼をし統計的分析が可能になるよう150人程度データが得られるまで調査期間を延長し、看護師の調査と並行して調査を実施し分析する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 冠状動脈バイパス術後患者が必要と考える情報と情報獲得に関わる看護援助2013

    • 著者名/発表者名
      石田宣子
    • 雑誌名

      大阪府立大学看護学部紀要

      巻: 19巻 ページ: 73-80

    • 査読あり

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公開日: 2014-07-24  

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