研究課題/領域番号 |
22390427
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
稲吉 光子 北里大学, 看護学部, 教授 (60203212)
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研究分担者 |
林 直子 聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (30327978)
茶園 美香 慶應義塾大学, 看護医療学部, 准教授 (10269516)
新藤 悦子 慶應義塾大学, 看護医療学部, 准教授 (20310245)
石井 美智子 北里大学, 看護学部, 助手 (60560240)
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キーワード | 子宮頸がん / ヒトパピロマウイルス / リスクコントロール / 教育介入 / オンライン学習 / トランスセオレティカルモデル / 健康意識 / 中国の看護大学生 |
研究概要 |
本年度に実施した研究の内容は、(A)文献レビューによるresearch questionの明確化、(B)中国語版オンライン学習と電子メールによる学習支援の研究開始であった。 1.文献レビューによるresearch questionの明確化 PICO formatに従って、下記のキーワードを精選し、PubMed,CINAL,医中誌により検索した。キーワードは「A.子宮頸がん、ヒトパピロマウイルス」群、「B.教育介入」群、「C.看護」群に分け、各語群内を論理和(OR)でまとめ、この3群の論理積(AND)を行った結果、63件の文献を得た。さらに「D.トランスセオレティカルモデル」群、「B.教育介入」群、「E.がん」群をキーワードとして分け、各語群内を論理和(OR)でまとめ、この3群の論理積(AND)を行った結果、33件の文献を得た。いずれも2010年11月までの全年度で検索された。得られた全文献に関して、要約から本研究のレビュー対象文献として、38件(和文9件、英文29件)が選択された。研究者が文献を分担して、レビューを行ってきた。 2.中国語版オンライン学習と電子メールによる学習支援の研究開始 日中笹川医学奨学金制度による中国からの研究者(延辺大学付属病院の看護師)を、北里大学看護学研究科で受け入れた。日本対がん協会と連携して、すでに運営している「子宮頸がんのリスクコントロール」のホームページを中国語版に翻訳して、中国の看護大学生を対象とした研究を開始した。研究目的は中国の看護学生のオンライ学習と電子メールによる学習支援に基づいた子宮頸がんの予防行動の促進であった。研究デザインは、事前調査と事後調査によるquasi-experimental designとした。研究参加者は、無作為抽出による介入(オンライン学習)群とコントロール(パンフレット学習)群による比較であり、各群40人程度を予定している。報告時点では、データ収集をおこなっている。
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