研究課題/領域番号 |
22390429
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 公益財団法人東京都医学総合研究所 (2012) 財団法人東京都医学総合研究所 (2010-2011) |
研究代表者 |
中山 優季 公益財団法人東京都医学総合研究所, 運動・感覚システム研究分野, 主任研究員 (00455396)
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研究分担者 |
小柳 清光 信州大学, 医学部, 教授 (00134958)
清水 俊夫 公益財団法人東京都医学総合研究所, 運動・感覚システム研究分野, 研究員 (50466207)
長尾 雅裕 公益財団法人東京都医学総合研究所, 運動・感覚システム研究分野, 研究員 (60466208)
長谷川 良平 独立行政法人産業技術総合研究所, ヒューマンライフテクノロジー研究部門, 研究員 (00392647)
望月 葉子 公益財団法人東京都医学総合研究所, 運動・感覚システム研究分野, 研究員 (80267054)
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連携研究者 |
松田 千春 公益財団法人東京都医学総合研究所, 運動・感覚システム研究分野, 研究員 (40320650)
小倉 朗子 公益財団法人東京都医学総合研究所, 運動・感覚システム研究分野, 主任研究員 (60321882)
小森 隆司 公益財団法人東京都医学総合研究所, 脳発達・神経再生研究分野, 研究員 (90205526)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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キーワード | 筋萎縮性側索硬化症 / 神経科学 / 難病看護学 / 意思伝達支援 / 生体信号 |
研究概要 |
本研究の目的は、全随意筋麻痺にあるALS療養者に対する生体信号を用いた意思伝達方法の開発とその適応を病態・臨床経過を踏まえ、多角的に検討することである。そのために、対象の意思伝達能力の程度に基づくステージ分類(I~V)を提唱し、これに則って研究を進め、意思伝達障害の進展予測因子を提唱した。さらに、現状での生体信号装置の正答率はステージIで最も高いこと、ステージ進行により高率に感覚機能の低下や前頭・側頭葉萎縮、前頭皮質・感覚野への信号異常の拡がりをきたすことを示した。加えて病理学的検索により、ステージは罹病期間が長いから進行するのではなく、限られた症例がステージVになる可能性があることを指摘した。また、ステージVで保たれる神経路として「視覚路」「嗅覚路(辺縁系)」「前交連」「マイネルト核」「視床下部」があることを示し、臨床所見との一致をみた。今後、これらの成果を踏まえた機器開発と適切なタイミングでの導入となるような看護支援の重要性が示唆された。
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