研究課題/領域番号 |
22390432
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研究機関 | 静岡県立大学 |
研究代表者 |
太田 尚子 静岡県立大学, 看護学部, 准教授 (50285053)
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研究分担者 |
勝又 里織 杏林大学, 保健学部, 講師 (00514845)
堀内 成子 聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (70157056)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 看護学 / ペリネイタル・ロス / ガイドライン / グリーフ・ケア / 死別 / 死産 / 新生児死亡 |
研究概要 |
研究目的は、ペリネイタル・ロスのケアに関する質的研究を取り込んだ日本で活用できるケアガイドラインを開発することである。本年度は、Royal College of Obstetricians and Gynaecologistsがエビデンスに基づいて開発したガイドラインであるGreen-top Guideline No.55 (2010)の翻訳を校正し、それを基に、文献検討の結果および、ペリネイタル・ロスの研究者である研究分担者や研究協力者と共にディスカッションを重ねて、日本の状況に合うように注釈を加える編集作業を行なった。内容は、1.陣痛と出産、2.産褥、3.ケアの心理的及び社会的側面、4.フォローアップ、5.死産に続く次の妊娠、6.臨床管理、7.今後の研究、である。完成したものは、製本・印刷して広く医療者に公開予定である。なお、ガイドライン開発は、今後も継続して実施していく。 また、体験者の声を反映するため、研究者らが2004年から継続して運営しているペリネイタル・ロスのセルフヘルプ・グループ「天使の保護者ルカの会」の参加者を対象に実施した質問紙調査の分析と、参加者基礎データ(死別の種類、死別からの期間、母親父親の別、参加回数、参加の契機など)の集計を行い、体験者の地域におけるグリーフケアのニーズについて考察した。 さらに、ガイドライン開発のためのイギリスとアメリカへの視察の成果を、第27回日本助産学会学術集会(金沢)のワークショップ「イギリスおよびアメリカにおけるペリネイタル・ロスの新たなケア」を主催して報告した。内容は、「英国St Thomas Hospital におけるペリネイタル・ロスのケア」、「妊娠期からのケアの構築-ペリネイタル・ホスピスケア・プログラム-」、「英国のエビデンスに基づいたガイドライン」であった。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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