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2012 年度 実績報告書

脳死による子どもの臓器移植に直面した家族の意思決定を支えるケアガイドラインの開発

研究課題

研究課題/領域番号 22390433
研究機関高知県立大学

研究代表者

中野 綾美  高知県立大学, 看護学部, 教授 (90172361)

研究分担者 池添 志乃  高知県立大学, 看護学部, 教授 (20347652)
佐東 美緒  高知県立大学, 看護学部, 准教授 (20364135)
益守 かづき  久留米大学, 医学部, 教授 (20238918)
高谷 恭子  高知県立大学, 看護学部, 助教 (40508587)
首藤 ひとみ  高知県立大学, 看護学部, 助教 (50584348)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード臓器移植 / 意思決定 / 家族 / 子ども / 看護介入
研究概要

本研究は、脳死による子どもの臓器移植に直面した家族が苦悩に満ちた意思決定のプロセスを支える看護介入を開発し、ケアガイドラインを作成することを目的としている。昨年度に引き続き、目標II「脳死状態と診断を受けた子どもの家族の診断時から看取りまでの家族の看護を実践した経験のある看護師の体験を明らかにする」について、インタビュー調査を実施した。また、目標IV「脳死または心臓死により、子どもの臓器移植を体験した家族の、診断時から臓器移植後までの家族のケアを実践した経験のある看護師、コーディネーターの体験を明らかにする」について、インタビュー調査を実施した。目標I~IVで明らかになったエビデンスに基づき、『脳死による子どもの臓器移植に直面した家族の意思決定を支援するガイドラインの開発』に向けて、『家族看護エンパワーメントモデル』や『家族の合意形成を支えるガイドライン』を活用しながら、小児看護専門看護師、小児看護救急看護認定看護師、家族支援専門看護師、小児看護を専門とする教員によるブレインストーミングを実施した。
結果、脳死による子どもの臓器移植に直面した家族を支える看護とは、突然の事故や病状の悪化等によって子どもの命が助からないという救命限界期をターニングポイントとして、家族が苦渋の選択を余儀なくされながらも家族として意思決定をしていく、このプロセスを支えることであった。その中でも、救命限界にある子どもを看取っていく意思決定をした家族を支える看護介入とは、【救命限界の説明を家族に行うタイミングの見極め】、【救命限界を家族に伝える日までの準備】を行い、救命限界期の告知時以降、【家族の危機的状況にともに向かう場づくり】、【家族が子どもに専心できる環境づくり】、【家族が選んだ決定を全力で支える】こと、【残された時間の中で家族が悔いなく過ごす場の共有】から構成されることが明らかになった。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 救命限界にある子どもを看取る家族を支える看護介入

    • 著者名/発表者名
      高谷恭子、首藤ひとみ、清水称喜、星川理恵、田村恵美、関根光枝、有田直子、三浦由紀子、益守かづき、池添志乃、佐東美緒、中野綾美
    • 学会等名
      日本小児看護学会第23回学術集会
    • 発表場所
      高知

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公開日: 2014-07-24  

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