研究課題/領域番号 |
22390434
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
成田 伸 自治医科大学, 看護学部, 教授 (20237605)
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研究分担者 |
段ノ上 秀雄 自治医科大学, 看護学部, 助教 (40555596)
小川 朋子 自治医科大学, 看護学部, 講師 (60410172)
野々山 未希子 自治医科大学, 看護学部, 教授 (90275496)
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キーワード | 避妊・性感染症予防カウンセラー / 育成プログラム / 避妊カウンセリング / 介入研究 |
研究概要 |
平成23年度は、褥婦に対する避妊・性感染症予防カウンセラーによる介入評価研究の実施を目指し、評価指標の確定、介入計画の精選・立案・確定、倫理審査の受審、研究に協力する助産師の募集と彼らに対する育成プログラムの実施を行うことを予定した。しかし研究開始当初から現在までに、出産数のさらなる減少や授乳期間の延長等から、褥婦に対する避妊・性感染症予防介入の困難さが増したと考えられ、その結果介入研究に参加する助産師を募集するのが難しい状況となり、平成23年度内には褥婦に対する避妊・性感染症予防カウンセラーによる介入研究の実施に至らなかった。一方で、避妊・性感染症予防カウンセラー育成プログラム受講者については、その後の活動について実践として報告されていない状況にあった。そこで、研究期間を平成24年度まで延長したうえで、避妊・性感染症予防カウンセリングについての教育を受け、現在臨床で実践している助産師の、褥婦を中心とした、避妊・性感染症予防カウンセリングに関する現状と活動の困難を明らかにすることを目的に研究を実施した。平成24年度に自治医科大学疫学研究倫理審査を受審し、承認を得て(疫12-58)、研究を実施した。対象者は、プログラムに参加し、その後病院にて産後の女性へのケアを行ってきた助産師で、研究の主旨を説明する文書を送付し、研究協力の同意を得られた9名である。インタビューは2か所に分かれてグループインタビューを行い、ICレコーダーに録音し、逐語録とした。データの分析は、平成24年度の本科研において継続して行うこととなった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
平成23年度に当初計画していた介入研究に参加する助産師を募集するのが難しい状況となり、平成23年度内には褥婦に対する避妊・性感染症予防カウンセラーによる介入研究の実施に至らなかった。一方で、避妊・性感染症予防カウンセラー育成プログラム受講者については、その後の活動について実践として報告されていない状況にあった。そこで、研究期間を平成24年度まで延長したうえで、避妊・性感染症予防カウンセリングについての教育を受け、現在臨床で実践している助産師の、褥婦を中心とした、避妊・性感染症予防カウンセリングに関する現状と活動の困難を明らかにすることを目的に研究を実施するに至った。
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今後の研究の推進方策 |
平成24年度まで延長したうえで、避妊・性感染症予防カウンセリングについての教育を受け、現在臨床で実践している助産師の、褥婦を中心とした、避妊・性感染症予防カウンセリングに関する現状と活動の困難を明らかにすることを目的に研究を実施するに至った。この調査で得られた結果を分析し、今後の研究の方向性を修正していくこととした。
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