研究課題/領域番号 |
22390434
|
研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
成田 伸 自治医科大学, 看護学部, 教授 (20237605)
|
研究分担者 |
段ノ上 秀雄 自治医科大学, 看護学部, 助教 (40555596)
野々山 未希子 自治医科大学, 看護学部, 教授 (90275496)
|
研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
|
キーワード | 避妊・性感染症予防カウンセラー / 育成プログラム / 避妊カウンセリング / 介入研究 |
研究概要 |
平成24年度の本科研では、これまで本科研において継続して実施してきた避妊・性感染症予防カウンセラー育成プログラムを受講した助産師のその後の実践を評価するために、受講した助産師のカウンセリングの実際と日本における産褥期女性への避妊・性感染症予防支援の課題を明らかにすることを目的とした調査結果の分析を行った。 調査は本科研の平成23年度分の繰り越し分として実施したもので、対象者は、プログラムに参加し、その後病院にて産後の女性へのケアを行ってきた助産師で、研究の主旨を説明する文書を送付し、研究協力の同意を得られた9名である。インタビューは2か所に分かれてグループインタビューを行い、ICレコーダーに録音し、逐語録とし、分析を行った。結果として、日本における産後の入院期間は5日~7日と短く、その間は授乳に関するケアと育児に関する相談で終始してしまい、避妊に関しては集団で10分程度の話をするのみ、性感染症予防については話をすることもない現状が明らかになった。産後は時間がなく母親も自分の事には目が向けないため、産前に対応する、結婚する前の若い女性へのアプローチを考えるべきであるとの意見があった。 ここで得られた結果から、避妊・性感染症予防の必要な対象者およびケア提供者に対する避妊・性感染症予防に関する情報の提供については、これらの対象者により近い場で活動している薬局の薬剤師との連携で、薬局での対象者との接触、パンフレットによる情報提供、情報提供しているインターネットサイトに案内するという循環するシステムの可能性が明らかとなり、今後その展開につなげていくこととなった。これらの成果は、2014年にプラハで開催予定のICMでの発表をめざし、現在演題登録中である。
|
現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|