研究課題/領域番号 |
22390441
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
和泉 比佐子 札幌医科大学, 保健医療学部, 准教授 (60295368)
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研究分担者 |
佐伯 和子 北海道大学, 大学院・保健科学研究院, 教授 (20264541)
藺牟田 洋美 首都大学東京, 大学院・人間健康科学研究科, 准教授 (60250916)
松原 三智子 札幌医科大学, 保健医療学部, 講師 (20304115)
森 満 札幌医科大学, 医学部, 教授 (50175634)
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キーワード | メタボリックシンドローム / 青壮年期 / 介入プログラム / 行動科学 / 行動変容 |
研究概要 |
平成22年度:メタボリックシンドローム予防のための保健行動に対する介入プログラム原案の作成 1)介入プログラム原案の検討 介入の対象者は、産業保健領域で実施されている健康診査の受診結果でメタボリックシンドロームの診断基準のうち1つ以上該当し、行動変容に関して関心期/準備期、実行期/維持期にある者とした。介入プログラム原案には、Transtheoretical Modelに基づき変容のステージに合わせて変容のプロセスを組み入れた。介入の対象者が単一の事業場で就業していないことを想定し、集団アプローチではなく、個別健康教育を主にした内容で構成することとした。また、行動変容のためにセルフモニタリング、スモールステップ法を基盤とした。そして、変容のプロセスについては、関心期/準備期では、自我の解放、意思決定、行動計画の立案、実行期/維持期では強化管理、援助関係、拮抗条件付けと刺激制御のプロセスを組み入れた。実行期/維持期における、援助関係の中のバディシステムは、プログラムが個別健康教育を主にしていることから、プログラム原案には含まないこととした。そして、Transtheoretical Modelの構成要素である自己効力感、意思決定のバランスについてプログラム原案に組み入れた。 2)予備介入の対象者の明確化 産業保健領域で実施されている健康診査の受診者のうち20~49歳でメタボリックシンドロームの診断基準のうち1つ以上該当する者とする(ただし、高TG血症、高LDL-C血症、低HDL-C血症、高血圧、糖尿病に対する薬剤治療をうけている場合は除く)。また、重複を避けるために特定保健指導(情報提供支援、動機づけ支援、積極的支援)の対象者を除いた者を予備介入の対象者とすることとした。
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