研究課題/領域番号 |
22390441
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
和泉 比佐子 札幌医科大学, 保健医療学部, 准教授 (60295368)
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研究分担者 |
佐伯 和子 北海道大学, 大学院・保健科学研究院, 教授 (20264541)
藺牟田 洋美 首都大学東京, 大学院・人間健康科学研究科, 准教授 (60250916)
松原 三智子 札幌医科大学, 保健医療学部, 講師 (20304115)
森 満 札幌医科大学, 医学部, 教授 (50175634)
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キーワード | メタボリックシンドローム / 青壮年期 / 介入プログラム / 行動科学 / 行動変容 |
研究概要 |
メタボリックシンドローム予防のための保健行動に対する介入プログラム原案の基本的枠組みの修正および自己管理ソフトのコンテンツを検討し、システムを開発した。 1.介入プログラム原案の基本的枠組みの修正 介入プログラムは、Transtheoretical Modelに基づいた個別健康教育(介入時、2ヵ月後、終了時)と対象者自身による自己管理ソフトを用いたプログラムとした。介入の導入では、変容のステージの把握、概算法による栄養調査とライフコーダによる身体活動量の測定、保健行動調査などから課題分析を行い行動目標の設定の根拠を示す内容とした。対象者は、自己管理ソフトにおいて行動目標の設定と目標の遂行管理および運動状況の報告を行うこととした。介入2ヶ月時点の個別健康教育では、離脱防止と行動目標の見直しを行うこととした。終了時の個別健康教育では、介入プログラムの評価指標として、概算法による栄養調査とライフコーダによる身体活動量の測定、保健行動について把握し、介入前後で比較検討し対象者にフードバックする内容とした。 2.自己管理ソフトのためのシステム開発 介入プログラムの利便性と簡便性および対象者に対する認知的介入を図るために、対象者自身による自己管理のためのソフトウエアのシステム開発を行った。対象者からは運動状況や画像による栄養摂取状況の報告、目標の実施状況の報告などシステム上で行い、介入者からは変容のプロセスの改善すべき特定の行動計画、拮抗条件付け、刺激制御についての行動目標の例示、栄養計算結果、指導内容を提示するなど双方向性のシステムとした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
自己管理ソフトの開発が年度末までかかったことより、対象者の意見を反映させた修正が実施できていないため。
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今後の研究の推進方策 |
自己管理ソフトの修正は、介入のプロセスの中で対象者にフィードバックしてもらいその都度修正するように、次年度も修正のための委託契約を業者と行うこととする。
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