研究課題/領域番号 |
22401008
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応募区分 | 海外学術 |
研究機関 | 熊本県立大学 |
研究代表者 |
有薗 幸司 熊本県立大学, 環境共生学部, 教授 (70128148)
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研究分担者 |
渡辺 知保 東京大学, 医学研究科, 教授 (70220902)
吉田 佳督 名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (90506635)
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キーワード | 中国 / 一斉スクリーニング / データベース / イムノクロマト / 重金属類 / マイクロアレイ / 遺伝子発現 |
研究概要 |
本研究は癌村の生活環境水を対象として、(1)環境化学物質の一斉スクリーニング、(2)イムノクロマト測定法を用いた重金属類の検出、(3)DNAマイクロアレイ解析による発現遺伝子変動からの潜在的毒性影響評価を行い、これまで申請者が開発してきた機器分析手法や多くの発癌のバイオマーカーに危機解析手法を駆使し、癌のリスクアセスメントの新しい手法(環境リスク評価手法)を開発することで癌村の原因と考えられる幾つかの要因を明らかにすることを目的とし以下の研究を行った。 (1) 環境化学物質の一斉分析 平成22年度はGC-MSD精度管理・相対定量データベースシステムを現地で立ち上げ、生活環境水の化学物質一斉スクリーニングを行う体制が整った。これにより標準物質を使用することなく、フェノール類などの含酸素化合物(81種類)、殺虫剤・除草剤・殺菌剤などの農薬(253種類)などの計334物質の一斉スクリーニングが可能となった。 (2) イムノクロマト測定法を用いた重金属類の検出 水中の重金属類を簡便かつ迅速に測定できる分析キットの開発を行った。平成22年度はカドミウム、鉛の抗体を活用し簡易版の開発を行い、カドミウムの簡易分析マニュアル作成等の成果を得られた。 (3) DNAマイクロアレイ解析による発現遺伝子変動からの潜在的毒性影響評価 平成22年度は、線虫DNAマイクロアレイ解析に用いるDNAチップとして、異物代謝関連遺伝子(約300種)に特化した自作カスタムチップを用い、ナノシリカの毒性リスク評価を行った。
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