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2011 年度 実績報告書

イラン・アフガニスタンにおける議会主義の展開に関する実態的比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 22401010
研究機関東京外国語大学

研究代表者

八尾師 誠  東京外国語大学, 大学院・総合国際学研究院, 教授 (20172926)

キーワード地域研究 / イラン・ザミーン / 国民国家 / 議会主義 / 議会文書
研究概要

平成23年度においては、前年度に引き続き、イラン・イスラーム共和国議会図書館資料センターに所蔵される議会関係諸資料の調査・整理作業を実施。その前提となる、覚書の手交も実現した。それに基づき、研究実施計画通りに、本学博士後期課程の院生をイランに派遣し(2010年7月~8月)、今後の作業を順調に進めるための具体的な手ごたえをつかむことができた。アフガニスタンに関しでは、依然として治安状況が好転せず、八尾師が直接現地に赴くことは出来なかったが、これも研究実施計画にあるとおり、本学のリサーチフェローでカーブル出身のR.ムザッファリー氏(現在、カーブル在住)に国立公文書館所蔵の2003~04年の制憲議会(ロヤ・ジルガ)の議事録に関する予備調査を行ってもらった。
今年度に関して言えば、必ずしも十分な成果を得られたわけではないが、次年度に実施予定の作業に向けての具体的な手ごたえを得ることはできたことは大きい。特にイランとアフガニスタン両国にまたがっての本計画は、現在の厳しい国際関係にあっては、両国はもとより、欧米諸国でも、ほとんど期待できない研究計画であるので、相応の成果が得られたならば、今後の当該分野の研究にとっては、大きな一助となるであろうと確信している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

イラン・イスラーム共和国議会図書館資料センターとの協定締結が予定より一年遅れたことと、アフガニスタン・イスラーム共和国国立公文書館での実質的作業に、治安状況悪化のため、ほとんど手を付けることができないため。

今後の研究の推進方策

次年度は、アフガニスタンでの作業実施がほとんど絶望的となったため、イラン・イスラーム共和国議会図書館資料センターとの共同研究に集中し、イラン議会史をめぐるワークショップをイランで開催する予定。その成果は、議会図書館資料センターと共同で、2013年にイランで公刊する予定。
また、2011年度刊行であったが、次年度にずれ込んでいる成果の出版も実現するつもりである。

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公開日: 2013-06-26  

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