研究課題/領域番号 |
22401015
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応募区分 | 海外学術 |
研究機関 | 京都橘大学 |
研究代表者 |
竹下 夏美 京都橘大学, 看護学部, 准教授 (60352465)
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研究分担者 |
松岡 悦子 奈良女子大学, 生活環境学部, 教授 (10183948)
下敷領 須美子 鹿児島大学, 医学部, 准教授 (10315418)
幅崎 麻紀子 筑波大学, ダイバーシティ推進室, 准教授 (00401430)
嶋澤 恭子 神戸市看護大学, 看護学部, 講師 (90381920)
佐山 理絵 東邦大学, 看護学部, 助教 (40459821)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | リプロダクティブヘルス / ジェンダー / アジア / 性教育 / 性感染症 / ピアカウンセリング / 思春期教育 |
研究概要 |
平成24年度は、竹下・下敷領がインドネシア、嶋澤がラオスの現地調査を行った。嶋澤は8月に保健省、教育省、ラオス女性同盟、ラオス青年同盟の担当官にラオスの教育システムおよび性教育の実態についてヒヤリングを行った。高校のカリキュラムには性教育を特化したものはなく、生物の授業の一環として、生殖行動、月経、HIV/AIDSが含まれていることがわかった。また、女性同盟が運営しているビエンチャン特別市にあるYouth Health Clinicにてサービスの概要、受診者の詳細について情報収集を行い、月間200名の受診者があり、避妊方法やSTIに関する情報提供と治療を行っているが財政的問題を抱えている状況であった。思春期の性行動の実態に関し、在ラオスのUNFPA担当者、および国立病院の婦人科外来医師からのヒヤリングを行った結果、婚姻関係にないカップルの性行動は慣習的に禁忌ではあるが、実態としては存在しており、性教育や相談事業などの必要性は高く早急な対策に向けてラオス政府および関連機関と連携し準備を進めているとのことであった。 下敷領と竹下は、インドネシアの西カリマンタン州のBKKBN(家族計画局)と協働でピアリーダー養成セミナーを開催した。日本で実際にピアカウンセリング活動を実施している大学生2名とピアカウンセリング活動の実際を数回見学し、研究にも協力してくれているインドネシア人を通訳として同行してもらい、準備、実施他等の協力をしてもらった。インドネシアの受講者は、大学生8名(男子5、女子3)、高校生8名(男子1、女子7)で、BKKBNスタッフ、大学・高校教員他等も参加した。養成講座後は大学や高校等で受講者が実際の高校生や大学生に参加してもらい、ピア活動を実施した。生き生きとプレゼンを行い、参加者からも好評であった。今後の課題としては、養成後のフォロー体制の構築と養成の継続性である。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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