研究課題
研究組織の各研究者や研究協力者が、これまでに行ってきた日中交流の成果や現代中国画研究の成果を持ち寄り、本研究の目的を共有するための研究会を自由参加の一般公開として発足し、6月に第一回を東京芸術大学で開催した。研究会には、研究組織外の研究者や学生ら約50名が参加して活発な意見交換が行われた。中国・広州市への渡航調査を2度実施した。9月に広州で行われた岩彩画関連シンポジウム「東方色彩・中国意象」に研究協力者を派遣した。シンポジウムでの情報から、中国国内における岩彩画の現況とその評価を把握することができた。10月には、関連事業として企画した学術振興会二国間交流事業共同セミナー「中日の岩彩画教育と東洋画の将来展望」での訪問を機に、広州美術学院の教員と研究交流を行った。岩彩画実習の視察、シンポジウムへの参加、本研究代表者による招待講演などが実施され、本科研における調査を円滑に推進することができた。12月には、第二回公開研究会を東京芸術大学において開催し、渡航調査の成果を報告するとともに中国への留学経験をもつ研究者を招いての発表も行った。研究会には、研究組織外の研究者や学生ら約60名が参加した。3月には研究組織5名と研究協力者4名による北京渡航(中央美術学院、中国美術館など)を計画し、準備を整えていたが、3月11日以来の震災によって延期となった。この訪問は、平成23年度繰越(翌債)の承認により、5月に実施した。
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