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2012 年度 実績報告書

ボストン美術館所蔵日本古典集成

研究課題

研究課題/領域番号 22401025
応募区分海外学術
研究機関九州大学

研究代表者

松原 孝俊  九州大学, 韓国研究センター, 教授 (20150378)

研究分担者 キャンベル ロバート  東京大学, 総合文化研究科, 教授 (50210844)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワードボストン美術館 / 和本目録 / 国際研究集会 / 在外和本所在情報統合 / 和本リテラシー / 次世代研究者養成 / ホノルル美術館レインコレクション
研究概要

1.ボストン美術館所蔵和本調査:2012年5月、8月、10月調査実施。
ボストン美術館が提供する資料に対して、中野三敏、ロバート・キャンベルらの日本チームと、Yukio Lippitらハーバード大学チームが共同で、ボストン美術館との協議を経て、書名・著者・刊写年など書誌データなどを集積しつつ、ボストン美術館から世界に向けて発信されるWEB掲載和本書誌データの最大化を推進した。その結果、MFA所蔵和本のほぼ全点約7000点以上、3万冊以上におよぶ調査が幸いにも終了した。本プロジェクト着手する前には、約3000点程度だと推定されていたが、William Sturgis Bigelow、Edward Sylvester Morse、Ernest・Francisco Fenollosa ・岡倉覚三(天心)などの先人等が情熱を傾けて蒐集した和本数はその2倍以上であり、MFA所蔵の絵本・画譜数は世界一であると判明した。●浅井了意『新撰御ひいながた』中本1冊。寛文6年刊。瓢水子(了意)序。「壕越二三次蔵」蔵書印(中期浄瑠璃・長唄作者)。衣裳ひながた本の最古。などの多数の善本を学界に報告できることとなった。
2.2012年12月27日絵本シンポジウムat 東京大学)& 2013年2月16日和本リテラシーat九州大学本研究の目的を遂行するために、国文学研究資料館との協力で、次の国際研究集会を開催した。
(1)欧米:平成24年12月27日、東京都、東京大学教養学部共催、発表数4。(2)ヨーロッパ:平成25年2月16日、福岡市、発表5。
この研究会を契機として、韓国・台湾・中国・ヨーロッパ8ヶ国、アメリカ・カナダなどの専門家との情報ネットワークが構築できた。今後ともに、このネットワークを活用して、九州大学が当該情報の研究拠点となり、各国の和本所在情報を蒐集し、同時に関連する研究発信を続けたい。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2013 その他

すべて 雑誌論文 (2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 和本リテラシーの回復を願う2013

    • 著者名/発表者名
      中野三敏
    • 雑誌名

      九州大学発和本リテラシー

      ページ: 1-5

  • [雑誌論文] 「4人のBostonian」2013

    • 著者名/発表者名
      松原孝俊
    • 雑誌名

      九州大学発和本リテラシー

      巻: 無 ページ: 7-24

  • [備考] 在外日本古典籍研究

    • URL

      http://matsu.rcks.kyushu-u.ac.jp/zaigaiwasho/kaken/

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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