研究課題/領域番号 |
22401029
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応募区分 | 海外学術 |
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
中島 楽章 九州大学, 人文科学研究院, 准教授 (10332850)
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研究分担者 |
岡 美穂子 東京大学, 史料編纂所, 助教 (30361653)
八百 啓介 北九州市立大学, 文学部, 教授 (20212269)
藤田 明良 天理大学, 国際学部, 教授 (50309514)
山崎 岳 京都大学, 人文科学研究所, 助教 (60378883)
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キーワード | 東アジア海域 / 東洋史 / 日本史 / 西洋史 / 明清 / スペイン / ポルトガル / オランダ |
研究概要 |
本年度は研究計画に沿って、海外において16-17世紀東アジア海域史に関する西欧・中国・日本史料の調査・収集を進めるとともに、英語による国際ワークショップなどを通じて研究成果を公表した。本年度の主要な研究活動は次の通りである (1)ポルトガル・スペインにおける史料調査 2010年11月、研究代表者・分担者・協力者は共同でポルトガル・スペインの文書館・図書館において史料調査を行った。スペインではセヴィーリャのインディアス総文書館・マドリッドの王立史学士院図書館において、16-17世紀の東アジア関係文書・史籍を調査し、ポルトガルでは、トルレ・ド・トンボ文書館において、18-19世紀のマカオに関する漢文文書の調査を行った。 (2)国際ワークショップの開催 2011年1月29日、堺市博物館において、国際ワークショップMaritime East Asia in the 16^<th> and 17^<th> Centuries : New Sources and Perspectivesを開催した。海外共同研究者であるHarriet T.Zurndorfer教授・Lucio de Sousa博士を招聘して、日本人報告者とともに、英語による研究発表と討論を行い、本研究計画における研究成果を発信し、欧米の研究者との討論と学術交流を進めた。 (3)海外における史料調査 研究代表者・分担者は、中国・台湾・韓国・オランダ・フランスなどの文書館・図書館において、史料・文書調査を進めた。また研究協力者のLucio de Sousaは、メキシコの文書館において日本人奴隷売買に関する多くの新史料を発掘し、上記のワークショップでその成果を発表した。
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