研究課題/領域番号 |
22401038
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応募区分 | 海外学術 |
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
古家 信平 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 教授 (40173520)
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研究分担者 |
徳丸 亜木 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 教授 (90241752)
松本 浩一 筑波大学, 大学院・図書館情報メディア研究科, 教授 (00165888)
丸山 宏 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 教授 (00229626)
武井 基晃 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 助教 (00566359)
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キーワード | 霊的存在 / 俗信 / 中国周縁地域 / 台湾 / 南西諸島 / 民俗文化 / 世界観 |
研究概要 |
本研究課題に沿って今年度は、(1)霊的存在に関する民俗資料の所在確認、(2)南西諸島・台湾へ6現地調査、(3)研究成果検討会を実施した。 (1)に関しては、博物館の特別展等の図録に含まれる当該資料を確認した。この種の資料には有形の物質文化データが意味とともに記述されているので、本研究にとっては有効性が高いことが確認された。しかし、海外の図録データに関してはいまだに不十分であるため、今後も収集活動を継続することとした。図録以外には民俗調査報告書の祭礼、俗信等の関連部分の収集を行い今後の検討を待つ状態にいたっている。日常生活面は報告書に記述されにくく、小説等の作品にも当たる必要がある。いずれも短期雇用の院生の力を借りて、ファイルの作成を進めている。 (2)に関しては、分担者・武井が8月1日~20日、8月26日~9月5日、11月20日~28日に台湾に調査のため渡航、9月25日~29日に打ち合わせのため沖縄に渡航。松本浩一が8月1日~17日に台湾に調査のため渡航、連携研究者・稲村務が2月27日~3月6日に台湾に調査のため渡航。これらにより、これまで不十分であった当該地域の霊的存在に関する一次資料および文献資料を収集した。儀礼的側面における資料は蓄積されたが、日常生活の所作に現れる第4の霊的存在に関わるデータの収集が急務であることを確認した。 (3)に関しては、筑波大学内の研究代表者と分担者との間では資料の検討を随時実施してきた。3月末に筑波大学において研究分担者・連携研究者が集まる予定であったが、3月11日の東日本大震災により開催が延期された。平成23年度の早い時期に開催する予定である。
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