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2013 年度 実績報告書

アラブ的人間関係のグローバル展開―先発グローバリズムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 22401045
応募区分海外学術
研究機関京都文教大学

研究代表者

奥野 克己  京都文教大学, 総合社会学部, 教授 (90250018)

研究分担者 堀内 正樹  成蹊大学, 文学部, 教授 (10209281)
宇野 昌樹  広島市立大学, 国際学部, 教授 (40347612)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2014-03-31
キーワードアラブ / 中東研究 / ネットワーク / 移動 / グローバル / 多国籍
研究概要

(海外調査)計画の4年目、本プロジェクトの最終年度として、これまでの調査・研究を整理しつつ〈補充調査〉と位置づけて以下の調査を行った。
◆奥野;エジプトとスーダンでヌビア人の移動(出稼ぎ、訪問、就学など)について実態を追加調査し、移動先であるエジプト社会との関わり、および出身地北スーダンにおける移動がもたらす社会的変動を明らかにした。また、フランス(パリ)にて、本テーマに関わる文献・資料の収集を行った。2013.08.09.-2013.09.09.(32日間)。
◆堀内;モロッコにて音楽をめぐる人間関係の調査を行った。首都ラバトの王立アマジグ研究所では、ベルベル民族音楽関連の情報収集を行い、またスース地方出身者を訪ね、民俗歌舞アホワーシュの歌詞解釈および歌手情報収集に関する協力を求めた。アガディールでは黒人憑依儀礼に関する調査を行った。近隣村落では吟遊詩人H氏との集中インタビューを行った。またタズラワルト盆地ではシディ・アフマド・ウ・ムーサー廟の大祭に参加して儀礼音楽の調査を行った。フランス(パリ)では、モロッコ音楽に関する文献・資料の収集を行った。2013.08.19-2013.09.11.(24日間)。
◆宇野;レバノンでは、調査(アレイ市にてドゥルーズ派移民の社会的ネットワークに関して)と文献・資料収集(ベイルート・アメリカン大学図書館及び書店にて)を行った。ドイツ(フランクフルト及びベルリン)では、レバノン系移民とクルド系移民の移動のネットワークについて調査を行った。フランス(パリ)では、レバノン系移民の出身地との関わりについて調査を行った。2013.08.03.-2013.09.02.(31日間)。
これまでの調査同様、今年度の調査においても、中東・アラブ世界に発する「先発グローバリズム」の人的な関わりについて具体的な資料を得ることができた。

現在までの達成度 (区分)
理由

25年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

25年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2014 2013

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 世界のつながり方に関する覚え書き2014

    • 著者名/発表者名
      堀内正樹
    • 雑誌名

      成蹊大学文学部紀要

      巻: 49巻 ページ: 61-85

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 処世法としての「非境界」2014

    • 著者名/発表者名
      堀内正樹
    • 雑誌名

      民博通信

      巻: 144巻 ページ: 18-19

  • [図書] アジアの「核」と私たち-フクシマをみつめながら2014

    • 著者名/発表者名
      宇野昌樹
    • 総ページ数
      356(共著、p.231-263)
    • 出版者
      慶應義塾大学東アジア研究所
  • [図書] シリア・レバノンを知るための64章2013

    • 著者名/発表者名
      宇野昌樹
    • 総ページ数
      440(共著、p.128-133)
    • 出版者
      明石書店

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公開日: 2015-05-28  

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