研究課題
基盤研究(B)
中国南北の国境地域では、中央政府は国家統合のためにも経済的にも、国境地域をきわめて重視してきた。その国家の境界としての位置付けは民族の文化やアイデンティティ形成に多大な影響を及ぼしてきた。民族のネットワークによる結び付きが強く、文化の特徴が明確で、アイデンテンティが保たれ、独自の国境文化が形成されてきた。本研究では、中国南北の国境地域における民族文化の比較検討を通して、国境地域に独自に発展したであろう国境文化の核心を把握することを目的とした。具体的には、人的移動や国家政策を含む国境地域の歴史的な変化、および1980年代以降現在までの国境に暮らす人々の社会や文化・アイデンティティ・ネットワークの動向の2点を中心として実地調査に基づく検討を行った。この研究を通して、国境文化の解明に接近し、民族紛争の未然の防止や人々の安全保障に寄与するであろう。
すべて 2013 2012 2011 2010
すべて 雑誌論文 (26件) (うち査読あり 7件) 学会発表 (18件) 図書 (12件)
民博通信
巻: 136号 ページ: 14-15
近現代中国における民族認識の人類学
ページ: 73-104
中国21
巻: Vol.37 ページ: 227-234
思想
巻: 1060 ページ: 140-155
敬和学園大学人文社会科学研究所年報
巻: 10 ページ: 15-34
中国朝鮮族と回族の民族教育と民族アイデンティティ形成に関する総合的研究
ページ: 250-277
ページ: 168-203
東京学藝大学紀要 人文社会科学系II
巻: 64巻 ページ: 115-123
国際シンポジウム報告書III "カラダ"が語る人類文化―形質から文化まで―
ページ: 141-147
広西民族大学学報(哲学社会科学版)
巻: 第33巻第1期 ページ: 85-92
巻: 132号 ページ: 85-92
人文論集
巻: 61巻1・2号 ページ: 1-14
巻: Vol.34 ページ: 117-134
The Moral Economy of Madrasa Routledge
巻: 85 ページ: 85-102
辛亥革命と日本
ページ: 212-236
女性・戦争・人権
巻: 第11号 ページ: 89-116
瑶族文化研究所通訊
巻: 3号 ページ: 35-40
越境する近代東アジアの民衆宗教――中国、台湾、香港、ベトナム、そして日本
ページ: 23-36
歴史と地理―世界史の研究
巻: 226巻 ページ: 1-15
中国国境地域の移動と交流
ページ: 206-236
近きに在りて
巻: 58 ページ: 2-18
東アジアにおける宗教文化の再構築
ページ: 111-145
ページ: 273-299
近世の海域世界と地方統治
ページ: 171-201
東洋史研究
巻: 69巻1号 ページ: 92-122
巻: 130号 ページ: 2-7