研究課題/領域番号 |
22402013
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応募区分 | 海外学術 |
研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
出口 雅久 立命館大学, 法学部, 教授 (70237022)
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研究分担者 |
松本 博之 龍谷大学, 法学部, 教授 (70047380)
吉垣 実 大阪経済大学, 経営学部, 准教授 (60340585)
本間 学 帝塚山大学, 法学部, 准教授 (80387464)
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キーワード | 民事訴訟法 / シビルロー / コモンロー / 訴訟原則 / 比較手続法 / 弁護士法 / 倒産法 / 執行法 |
研究概要 |
2010年度は、本研究企画の初年度に当たり、まず4月にウィーン大学法学部で開催されたドイツ民事訴訟法担当者会議に参加し、ハンス・ブリュッティング理事長ほか多くの学会員と協議し、ヨーロッパ各国における民事訴訟原則に関する調査研究に協力を取り付けた。9月にはパリ第一大学法学部ロイック・カディエ教授を招聘し、フランスADRおよび訴訟法一般理論に関するセミナーを開催した。 また、ハンガリー・ペチュクで開催された国際訴訟法学会に参加し、インターネットと訴訟原則について協議した。10月には人民大学法学院で開催された法学教育に関する国際シンポジウムおよび日中韓倒産法に関する国際シンポジウムに参加し、中国民事訴訟法学者とのヒアリング調査を行った。また、ゲオルグ・レス教授(ザーラント大学名誉教授・本ヨーロッパ人権裁判所判事)を企画し、人権裁判所に置ける訴訟原則についても検討した。11月には上海交通大学法学院・季衛東法学院長を訪問し、日中比較民事訴訟法研究について協議し、東アジア民事訴訟法学会で日本のIT民事訴訟法に関して口頭報告を行った。ハンガリーろブタペスト大学法学部において日本の民事訴訟法改正と訴訟原則について口頭報告をした。また中欧公証法学会において日本の督促手続について口頭報告をした。その後、本学においてハンス・ブリュッティング教授によるドイツの弁護士法に関するセミナーを開催した。また、京都地裁や大阪で実務をしている若手実務家との情報交換会を開催し、実務レベルでの訴訟原則の発現形態について検討した。
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