研究課題/領域番号 |
22402025
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
深川 博史 九州大学, 経済学研究科(研究院), 教授 (30199153)
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研究分担者 |
清水 一史 九州大学, 経済学研究科(研究院), 教授 (80271625)
吉岡 英美 熊本大学, 法学部, 教授 (80404078)
久野 国夫 九州大学, 経済学研究科(研究院), 教授 (90136416)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 韓国 / エンジニア / 産業技術 |
研究実績の概要 |
韓国の産業技術革新における日本人エンジニアの役割に関する研究について調査を行い、日本人エンジニアの産業競争力形成への関与について検討した。従来の調査から、近年の日本人エンジニアによる関与内容や、その若年齢化傾向が明らかになった。それらの成果を基に本年は、日本人エンジニアの長期的な技術形成への関与状況に関して調査を行い、近年の日本人エンジニアの役割について相対化を試みた。 日本人エンジニアの長期的な技術形成への関与状況について、日韓両国の主要企業の社史から技術形成への関与の根拠資料を集めた上で、日本人エンジニアによる関与の実態について調査を行い論文にまとめた。また韓国において、技術の受容側から見た日本人エンジニアの役割についてインタビュー資料を収集し検討を加えた。それらの研究成果については、日韓エンジニアの間での技術移転プロセスをテーマとする論文にまとめた。この論文の韓国語版を、韓国で出版・公表の予定であり、調査対象国への研究成果の還元が可能となった。 また、調査の過程で、日本人エンジニアの役割分析には、技術の受容側の韓国のエンジニアの教育水準が重要であることが判明し、外国から帰国した韓国人エンジニアの影響についても検討した。韓国人エンジニアの育成に関して資料を収集し、韓国科学技術政策研究院の研究者たちとの長時間の討論を行い、研究成果をJSPSの国際シンポジウムにおいて発表した(「日韓経済交流におけるエンジニアの役割について」日本学術振興会・国際シンポジウム『日韓経済交流及び活性化のための科学者の役割』平成26年 9月20日、Catholic University of Pusan.)
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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