研究課題
基盤研究(B)
国際労働移動の規定要因の調査として、本研究では主に、(1)帰国した中国人男女の元技能研修生・実習生、(2)アジアの就労先から帰国したフィリピン人女性の元家事労働者、(3)そしてシンガポールで建設労働者として働く中国・バングラデシュ・インド出身の男性労働者に対して、それぞれ質問紙調査とインタビューを実施した。結果は、(1)中国に持ち帰った金額は、1 年の研修では 100 万円程度、3 年の研修・実習では 300 万から 400 万円であり、若く、学歴も比較的高いものより、年齢的には高く、学歴は中学校程度で、子どもがある人の方が、成功と答える割合が高い。(2)フィリピンからの家事労働者の就労の成果については、次期や家族状況よりも、就労国によって強く規定されていることがわかった。シンガポールより台湾と香港で就労したほうが、収入や、就労国での生活経験の自己評価がポジティブであった。(3)就労先の住環境が、男性外国人労働者の生活の質にとって重要であることが明らかになった。
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