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2014 年度 実績報告書

高齢者と地域を結び付ける新しい試みの国際比較 ―福祉と一体化した縁側サービス―

研究課題

研究課題/領域番号 22402046
研究機関北海道情報大学

研究代表者

隼田 尚彦  北海道情報大学, 情報メディア学部, 教授 (40301014)

研究分担者 片山 めぐみ  札幌市立大学, デザイン学部, 講師 (40433130)
福田 菜々  北海道科学大学, 工学部, 講師 (70554731)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2015-03-31
キーワードコミュニティ / 高齢者 / 縁側サービス / 国際比較 / 社会福祉関係
研究実績の概要

これまでの調査の結果の一部を平成26年6月にルーマニアのティミショアラで行われたInternational Association for People-Environment Studiesの第23回国際会議にて発表し,同分野における各国の研究者と研究討論を行った。本研究の対象国以外の研究者からも,本研究の着眼点が今後重要となるとの同意を得ることが出来た。
当初予定した調査対象のうち,瀋陽の老人ホームに関しては,調査途中で施設側の方針が変更となり調査対象から外すことになったが,コペンハーゲンや京都,東京で比較対象となる事例が見つかったため,調査対象に追加して調査を行ってきた。これらの事例を含め,シカゴやサンパウロ,台南におけるこれまでの調査事例や釧路や芦別で行った調査の結果を比較して、その文化的・社会的背景なども考慮しながら分析を進めてきた。インタビュー調査からは,被験者の人生観について,各国の文化などの影響が色濃く見られる部分も見られたが、高齢社会におけるコミュニティに関する基本的な考え方の多くは,文化や社会の現状を問わず,全体的な共通認識が見られることが分かった。
この間,日本国内では,介護保険制度の変更などの高齢者福祉を取り巻く環境の変化も見られ,さらには、震災復興や高齢化による空き家対策など少子高齢社会となった日本の諸問題に対する様々な取り組みが見られるようになってきた。それらの中には,図らずも、本研究の中心に据えた「縁側サービス」に類似したサービスも生まれてきている。枠組みが微妙に異なるものや、似通ったサービスでありながらその出自の異なるもの、着眼点の異なるものなどが混在するようになってきた。そこで、これまでの研究成果を整理しつつも,本研究を取り巻く周辺の状況も合わせて整理し,「縁側サービス」の位置付けの明確化,他のサービスや取り組みの分類と比較なども合わせて検討を進めているところである。

現在までの達成度 (段落)

26年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

26年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] Triple-win Platform in Super Aged Societies; A base for community development2014

    • 著者名/発表者名
      Naohiko Hayata, Megumi Katayama, Nana Fukuda
    • 学会等名
      International Association for People-Environment Studies
    • 発表場所
      ティミショアラ(ルーマニア)
    • 年月日
      2014-06-23 – 2014-06-27
  • [図書] 積雪寒冷地における高齢者の居場所づくり2014

    • 著者名/発表者名
      隼田尚彦、片山めぐみ(坂倉 恵美子 編著)
    • 総ページ数
      321(253-290)
    • 出版者
      ワールドプランニング

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公開日: 2016-06-01  

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